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悲劇の台湾総統選挙⑦~台湾青年事務所 『逆転勝の願い』~

台北に着き、カオルの母校でもある台湾大学へ
植わっている植物こそ、南国台湾らしい物が並ぶが、その建物を見ると本郷にある東京大学に来たのかと錯覚をする。
当時の帝大の一つだった名残を感じさせる校内には、多くの学生が行きかっていた。正門を出るとチベットでの中国共産党の大虐殺に対する抗議の演説がやっており、幾人かの若者が持つ垂れ幕の前には立ち止まって話を聞く学生が集まっていた。また、緑のチョッキを来た人が台湾の国連加入を求めるチラシを道ゆく人や商店に配っている姿が見えた。

国民党のチラシが無差別に機械的に連日のように商店のポストに投げ込まれるのに反して、民進党系のチラシを地道に街頭で支援者が配っているのをみると、やはり両党の資金力の違いを感じる。

チラシを受け取りながら、大学近くの台湾青年逆転本部へ。
ここは、台湾の危機を感じた若者が独自に設立した事務所で、選挙後半の民進党謝長廷陣営のキャッチフレーズにもなった『逆転勝』(逆転勝利)の文字が、一面黄色く塗られたビルに掲げられている。

入り口付近に溢れる人々を掻き分けると中では、テーマソング『逆転勝』が流れ、彼らのデザインした様々なTシャツが販売されていた。特に人気の黒地に黄色く『逆転勝』と書かれたTシャツは人気で連日再版品切れ状態だという。
2階に上がると、奥にベットルーム(?)運動員が休むにしたら狭すぎるし、おしゃれすぎる?これは何?とスタッフに聞くと、謝長廷候補が公約する若者住宅支援によって実現をされるイメージの部屋だという。

1階が騒がしくなってきたので、降りるとこれから民進党支援者による講演会(?)のようなものが始まるとのこと、ギュウギュウ詰めになりながら待っていると、大きな拍手と「○○さん、○○さん」(よく聞き取れず)の大合唱で、講演者が入場。会場はライブハウスのような熱気だ。私は日本で小泉フィーバー・安倍フィーバーの街頭演説のお手伝いを何度かさせて頂いたことがあるが、これ程の熱気は感じた覚えが無い。やはり、若者の持つパワーというものは素晴らしいものがある。ここに居る全ての若者が政治と国家というものに興味を持ち集まっているのだと思うと感動をすると共に、日本ではどうなのかと考え一種の悔しささえも感じた。

会場で僕達が日本からきたことが分かると、スタッフも参加者も「有難う」と日本語で言ってくれる。今朝自由時報に載った日本からの応援メッセージを見た人もいて、「嬉しい」「有難う」「頑張ろう」と口々に返してくれる。

今回の視察旅行で最も感動し、また選挙結果がこの様な悲劇的なものになっても、台湾への希望を捨てずにいられたのは、この台湾青年たち、そしてこの後民進党の台湾維新選挙事務所での若者スタッフとの出会いがあったことに他ならない。

彼らのような若者が台湾人としての誇りに目覚め、希望を捨てずに闘っていけるのであれば、台湾の将来は必ず明るいものであるはずである。今回の敗戦で彼らの多くは深く傷つき、絶望をした。しかし、その心の中にある台湾人としての『誇り』の炎は消えることなく存在している。彼らが再度立ち上がる為の手助けこそが、今の日本が出来ることであり、彼らの持つ『誇り』が間違っていないという事を、日本は、そして民主主義を標榜する世界各国は、声を大にして応援していかなければならないと確信している。

まだ×6 続く
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